青少年交流事業
招聘

「JENESYS2024」中国高校生訪日団

本事業は、中国の高校生を訪日招聘し、テーマ「科学技術」に関するセミナーや視察、高校訪問などの交流の場を通じて、日本の高校生や市民との親睦を深めるほか、日本の経済・社会・文化・歴史等が体感できるような施設や、地方都市の参観を通じて、日本についての多面的な理解と、日中両国青少年間の友好を促進することを目的として実施しました。

日本の科学技術について学ぶ

セミナーでは「生体と機械をつなぐ高分子材料」をテーマに聴講し、皮膚ロボットや匂いセンサなど人体に関わる最先端技術について学びました。また、日本科学未来館や千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパスの視察を通じて、未来ロボットや宇宙・地球環境などの科学技術に触れました。

日本の高校生との交流

第1分団の札幌日本大学高等学校では、英語の授業参加や剣道部の部活動体験、交流会でゲーム等を行いました。第2分団の徳島県立徳島北高等学校では、音楽の授業で三味線体験や英語でのディベート授業、SDGsについての意見交換、レクリエーション等を行いました。各校の多彩なプログラムを通じて、中国の高校生は、日本の学校生活や文化に触れるほか、多くの日本高校生と交流し、友情を育むことができました。

ホームビジットで日本人と親睦を深める

第1分団は北海道札幌市で、第2分団は徳島県三好市でホームビジットを行いました。農作業やお菓子作り体験など、さまざな体験をした他、中国と日本のことを紹介しあったりするなど、お互いに理解を深めることができました。

招聘期間2024年11月10日(日)~11月16日(土) 6泊7日
招聘人数50名(高校生45名、引率等5名)
実施団体(公財)日中友好会館
派遣団体中国教育部
内  容・高校訪問
・訪日テーマ「科学技術」に関するセミナー、視察
・日本の経済・社会・文化・歴史等に関する視察、体験プログラム
・日本に対する包括的理解促進につながるプログラム等
11月10日(日)PM来日、日本科学未来館視察
11月11日(月)AM外務省表敬訪問
PM日中友好会館訪問、テーマに関するセミナー、歓迎会
11月12日(火)AM千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス視察
PM北海道へ移動
11月13日(水)AM北海道開拓の村参観
PMホームビジット体験
11月14日(木)学校交流(札幌日本大学高等学校)
11月15日(金)AM東京へ移動
PM都内視察、歓送報告会
11月16日(土)帰国
11月10日(日)PM来日、日本科学未来館視察
11月11日(月)AM外務省表敬訪問
PM日中友好会館訪問、テーマに関するセミナー、歓迎会
11月12日(火)AM千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス視察
PM徳島へ移動
11月13日(水)ホームビジット体験
11月14日(木)学校交流(徳島県立徳島北高等学校)
11月15日(金)AM東京へ移動
PM都内視察、歓送報告会
11月16日(土)帰国

◆今回の高校生訪日団の一員として、私は幸運なことにみんなと一緒に中日両国の若者たちの深い友情と文化交流の美しい瞬間に立ち会うことができました。日本の高校生との交流の中で、私たちは互いの学びの経験や生活の経験を共有し、さまざまな活動に一緒に参加して相互理解と友情を深め、多くの忘れられない時間を過ごしました。これらの経験で、私たちは日本についての理解を深めただけでなく、異なる文化的背景を持つ人々との交流や友情を大切にするようになりました。今回の活動で、中国と日本の若者の類似点と相違点を深く感じました。私たちは異なる国で、異なる文化的背景を持っていますが、知識への渇望、未来へのビジョン、友情を大切にする気持ちは共通しています。これらの共通点は、国境を越えて共に学び、成長することを可能にします。帰国後、この忘れられない思い出を家族や友人に伝え、彼らが日本の文化を理解し、日本の習慣や伝統を感じてもらえるようにします。また、訪日団のグループメンバーとこの経験を学校内に広め、周りの人に日本を理解してもらい、中日両国の未来の友好関係に貢献できるようにします。さらに、この経験をソーシャルメディアでも共有し、中国社会と日本社会の類似点と相違点を十分に示すことで、より多くの人が日本を理解できるようにしたいです。私たち若い世代が中日友好の使者となり、両国関係の発展に自らの力で貢献できることを願っています。百聞は一見に如かずで、日本の先生や高校生のみなさんも、ぜひ中国を訪れ現地の人と交流していただきたいと思います。

◆今回の訪日期間中、さまざまな活動を通じて日本を深く知ることができました。東京の日本科学未来館では、各種の展示が新鮮で刺激的で、人類の環境保護について考えさせられました。セミナーでは、高分子材料に関する専門的な内容を分かりやすく紹介してくれたので、この分野に強い興味を持ちました。各地域での参観を通じ、日本文化の魅力をより一層感じることもできました。徳島では、大歩危の美しい田舎の風景がとても魅力的でした。ホームビジットは、受け入れ先の家族との楽しい交流があり、言葉は通じなくても、双方の熱意は抗しがたいものでした。徳島北高等学校では、日本の高校生と英語でコミュニケーションを取り、伝統的な日本の楽器である三味線を体験し、SDGsについて議論することができ、中国と日本がどのように協力して世界的な課題に取り組んでいるかをより深く理解することができました。徳島北高等学校の生徒との深い友情も育み、言語交流の重要性を実感しました。これは、心が言葉や空間の壁を超える奥深い経験でもあります。
日本を訪れ、日本人の厳格で真面目な態度を感じ、日本の科学技術の発展や公共サービスも享受しました。日本の文化は多様で、多くの違いや特徴があります。私は将来また日本に来て、日本の習慣や文化を再び体験する機会があることを心から願っています。中日両国が手を携えてより良い明日を迎えられますように!

◆今回の活動は、学びだけではなく、文化を探求することもできました。日本の教育システムは厳格で効率的で、高校生たちは勤勉でエネルギッシュでした。授業体験で、私たちは問題について一緒に議論し、異なる授業スタイルを経験しました。また、三味線を演奏し、これらの伝統文化体験を通じて、日本の歴史と文化についてより深く理解しました。今回の交流は私の視野を広げただけでなく、多くの新しい友人に出会う機会も与えてくれました。将来再び日本を訪れ、この異文化間の友情をさらに深めていく機会があることを期待しています。

◆今回の訪日活動では、いろいろなことを感じました。これまで行ったことのない国に来て、さまざまな都市の景観を見て、異なる文化を体験し、さまざまな食べ物を味わいました。また、日本の科学技術について多くのことを学びました。“高分子材料を用いた生体モデル”のセミナーでは、学校で学べないような、より専門的で奥深い知識をたくさん学ぶことができ、視野が広がりました。
活動の中で、最も印象に残ったのは、日本の家庭へのホームビジットでした。私たちは日本語を使って交流し、教科書の中で学んだ多くのことについて話し、生活スタイルや学校生活等の話題についても触れました。また私たちから中国の文化についてホストファミリーに紹介しました。学んだ知識は試験のためだけでなく、生活の中にも活かせるものだと感じました。また、日本の家族と親交を深め、中国文化も広めることができました。

◆ホームビジットでは、日本の食事マナーを学びました。食事の前の“いただきます”と食事の後の“ごちそうさまでした”等の礼儀の言葉です。家の子供たちと遊んでいる時、彼女たちの自立と調和と愛に溢れた美しい場面も目にしました。日本人と交流することで、日本語の聞く力と話す力が向上しました。学校訪問で、ようやく日本の学習環境を見ることができました。私たちは互いに交流し、多くの異なる情報を交換しました。剣道体験として、剣道の三つの基本的な技を教わった後、日本の高校生たちが緊張感のある刺激的な剣道の演技を見せてくれました。中国とはまったく異なる文化に非常に興味があるので、彼らの一挙一動を学ぶことで多くの収穫がありました。

◆日本での交流学習は貴重な異文化体験であり、日本人の仕事に対する厳しさと、細部への徹底したこだわりを感じました。日本の教育は実践と理論の組み合わせを重視しており、高校での剣道体験では、剣道の技術を大幅に向上させることができました。また、日常生活における礼儀と秩序に感銘を受け、社会における敬意と謙虚さを学びました。この他に日本の自然の景色と伝統文化にも魅了されました。桜から神社、茶道から着物、これらの独特な文化要素は、日本についてのより深い知識と理解を与えてくれました。今回の交流は私の視野を広げただけでなく、多元文化の中で共感と違いを見つける方法を教えてくれ、忘れられない成長の旅でした。

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