青少年交流事業
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「JENESYS2022」第2回日本・香港高校生オンライン交流

本交流は、コロナ禍下で対面での交流が叶わない中、日本と香港の高校生がオンラインによる交流を行ったものです。高校生ならではの視点・感性を活かしながら、お互いの国・地域や学校生活の紹介、グループテーマをめぐるディスカッション等の交流活動を通じ、相互理解と友好促進を図ることを目的に実施しました(日本・香港高校生オンライン交流は、本交流含め、今年度計2回実施)。

9つのテーマごとにグループ交流

事前に日本高校生から提案された9つのテーマごとに、グループに分かれて交流しました。
伝統音楽のグループでは盆踊りを紹介し、伝統にもかかわらず若者にはあまり知られていないとの発表に、香港の生徒も驚いている様子でした。
文化祭・体育祭のグループでは、香港高校生が動画で香港の学校生活を紹介し、伝統食のレシピのグループでは、かつ丼の作り方を紹介したり、実際に目の前で抹茶をたてて紹介する生徒もいたり、どのグループの学生も発表を工夫し、積極的に参加していました。

実施日時


【1】 オリエンテーション
   2022年11月21日(月)15:35~16:25(日本時間)
【2】 学校交流
   2022年11月22日(火)15:35~17:15(日本時間)
参加者[香港] 元朗商会中学の高校生 18名
[日本] 福井県立武生東高等学校の高校生 27名
実施団体  (公財)日中友好会館
協 力香港特別行政区政府教育局
内 容 生徒代表挨拶、互いの学校・地域を紹介、グループ交流(テーマに関する発表、意見交換など)
実施方法 Web会議サービス「Zoom」を使用したオンライン交流

 ①趣旨説明(事業概要等) 
 ②交流当日の説明
 ③福井県の紹介動画鑑賞
 ④グループワーク(自己紹介、アイスブレイク)

 ①生徒代表挨拶、学校・地域の概要紹介(香港高校生、日本高校生)
 ②グループ交流・テーマに関する発表

  [テーマ]
   グループ1:伝統食
   グループ2:伝統食のレシピ
   グループ3:伝統音楽
   グループ4:食文化
   グループ5:部活動
   グループ6:文化祭・体育祭
   グループ7:探究活動
   グループ8:食文化
   グループ9:校則・部活動
 ・意見交換
 ・まとめ
③交流内容発表
④記念撮影

《香港高校生》

◆日本には、花火大会など、香港にはない美しい景色や文化があります。また、文化祭や放課後の教室の掃除など、香港の学校とは違う文化や規則があって面白いと思いました。

◆日本の生徒は、とてもしっかりと準備をしてくれていて、カメラの前でお茶をたて、おにぎりの作り方まで教えてくれました。今回のオンライン交流はとても収穫が多かったです。

◆今回のオンライン交流活動を通して、ようやく外国の生徒と交流する機会が持て、英語を使い交流ができたことが収穫でした。

◆日本の生徒は地元の美食を紹介してくれました。例えば、パールライス、水羊羹、蟹などです。蟹はとても高価でなかなか食べられないので、一般の人でも食べられるようにラーメンや海鮮丼などにするそうです。

◆日本の伝統音楽には琴、筝、盆踊りや雅楽があることを知りました。一部の高校では、琴や筝も教えているそうです。盆踊りには約500年という悠久の歴史がありますが、日本の若者にはあまり人気がないそうです。

《日本高校生》

◆このように海外の学生と交流することは初めてだったので、とても緊張しました。考えた文章も正しいか不安だったり、上手く伝えることができるかなと心配でした。いざ本番になると、香港の学生たちはとても優しくて、私たちが緊張して黙っちゃったときも、名前を呼んで優しく話題をもちかけてくれました。考えた文章もしっかり伝わっていたみたいでとてもうれしかったです。
完璧に話せなくても、言いたいことは伝わるのはとてもすごいなと思いました。言語が違っても同じことで笑い合ったりできることもなんだか幸せだなと思いました。この活動から、今までにはなかった新しい考えを得ることができました。チームのみんなもとても優しく、互いに協力しながら活動でき、仲を深めることができました。
これからもっとこのような機会が増えていくと思うので、この経験を軸に、がんばっていきたいと思います。

◆私は今回のオンライン交流活動を通して、改めて他国の人と話すことで知らないことを知ることが出来る楽しさ、人と話す楽しさ、自分と相手の共通の趣味や興味について互いに意見を共有する楽しさといった色々な楽しさを感じることができた良い機会でした。私はこの機会にもっといろんな国の人々と話してみたいと思いました。その理由としては、自分は他国の表面的な部分しかまだ知らないと気づいたからです。
例えば、私たちのグループでは互いに伝統食のレシピを紹介しました。香港の生徒はエッグタルトの作り方を教えてくれたのですが、その説明の中にイギリスから来たものだと言っていました。私は歴史の授業で香港は昔イギリスの租借地だったということは知っていましたが、それが具体的にどのように影響しているかというのは今回まで知りませんでした。このように深いところまでも交流することで知ることができるため、今回の日本・香港高校生オンライン交流は有意義な時間が過ごすことができた貴重な機会でした。

◆このオンライン交流会で得たものは、母国語が違っても私たちが学んでいる英語で話せば、言っていることが伝わるということです。そこに私はものすごく納得し、すごいと思いました。オンラインということもあり、色んな問題が起こりましたが、結果はものすごく楽しくて良い思い出となりました。
一番楽しかったことはフリートークです。自分たちの発表が終わった後に気になったことや、私たちの趣味などを話しました。英語で話さなければならないので、英語が苦手で難しく感じる私にとっては、とてもきつかったですが、「何か英語で話す」ということを忘れずになんとか良くできました。本当に良い経験になったと思います。

◆海外の人たちと交流することで自分の視野をより広げられ、いろんな情報も入ってきたので良かったです。相手がすごく優しくて、制限時間が終わった後もしゃべり続けたいぐらい話が楽しかったです。思ったより校則が異なっていて、びっくりしました。彼らの学校にある携帯ロックなどを取り入れたいと思いました。最後の感想を言う日本側の代表になり緊張していたけど、最終的に良いスピーチができたと思い、達成感がありました。これからも、このような交流があってほしいです。自分と異なった文化について知ることが大切だと思い、コミュニケーション能力を鍛えていく必要もあるからです。

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