青少年交流事業
招聘

若き津波防災大使255名が来日 熊本県で地震・津波・豪雨災害の防災・減災を学ぶ

世界43カ国・地域の高校生と引率で構成される「若き津波防災大使」255名(高校生212名、引率43名)が来日しました。中国は山東省の済南外国語学校から6名が参加しました。 訪日団は、熊本県で開催された「世界津波の日」2024高校生サミット in 熊本への参加や、スタディツアーへの参加を通じて、日本の津波の歴史や地震・津波・豪雨災害への備え等の防災・減災の取り組みについて学んだほか、日本人との交流や各地の視察を通して対日理解を深めることができました。


熊本県でスタディツアーに参加

高校生サミットの参加に先立ち、熊本県の球磨川流域方面、阿蘇方面、天草方面の3班に分かれ、それぞれ2日間のスタディツアーに参加しました。スタディツアーでは、自然災害で被災した地域の視察を通して、防災、減災および復興の取り組みについて学び、また、地元の高校生との交流を行いました。高校生らは、地元の語り部による大規模自然災害の被災体験講話から、災害に対する備えの重要性や地域コミュニティの大切さを実感したようでした。

「世界津波の日」2024高校生サミット in 熊本 に参加

高校生サミットは、日本の高校生313名も加わり、世界44カ国・地域の高校生526名が参加して2日間開催されました。このサミットは、2015年12月に国連で制定された「世界津波の日」(11月5日)の啓発イベントの一環として開催されるもので、今回が第6回目となります。

サミットの全体テーマ「熊本の教訓を世界へ、そして未来へ」に沿って、高校生たちが各分科会で活発な議論を交わしました。サミットの総会では、各分科会でまとめたアクションプランが発表され、最後にサミットの成果として「熊本“きずな”宣言」を採択しました。サミット期間中には、日本と海外の高校生が共同で肥後椿を植樹し、記念碑除幕式を行いました。 参加した中国高校生からは、「防災教育や災害時への備蓄に加え、コミュニティの中での信頼関係を構築することや、植林のような自然環境に配慮した対策を講じていくことが減災につながっていくのではないか」との言葉が聞かれ、多くの国・地域が集う国際会議への参加で大いに刺激を受けたことがうかがえました。

招聘期間2024年10月19日(土)~10月25日(金) 6泊7日
招聘人数255名(高校生212名、引率43名)
実施団体(公財)日中友好会館、(株)JTB
派遣揚力各国・地域関係機関
内  容・「世界津波の日」2024高校生サミット in 熊本 への参加、記念植樹
・スタディツアー(防災・減災に関する視察・参観、日本の高校生との交流等)
・日本に対する包括的理解促進につながるプログラム等
10月19日(土)来日、都内参観    
10月20日()オリエンテーション、熊本県へ移動
10月21日()   スタディツアー     
~10月22日(火) 1班(球磨川流域方面)     熊本城視察、高校交流、被災体験講話、八代港での防災訓練

    
2班(阿蘇方面)熊本城視察、高校交流、被災体験講話、火山博物館・熊本地震震災ミュージアムKIOKU見学            
3班(天草方面)熊本城視察、高校交流、島原大変に関する講義、不知火高潮に関する学習
10月23日()「世界津波の日」 2024高校生サミット in 熊本参加
~10月24日(木) サミット終了後、東京へ移動、または熊本から帰国
10月25日(金)都内視察・参観、帰国

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