植林・植樹事業
主体事業

「モンゴル北部地域における森林再生のための植林事業」の起工式に小川理事長が出席

9月29日、モンゴル国オルホン県バヤンウンドゥル村において、当会館が主体となり現地の関係機関と協力して実施する「モンゴル北部地域における森林再生のための植林事業」の開幕式典が行われ、小川理事長が来賓として出席しました。

式典では、小林弘之駐モンゴル大使、C.ジャガルサイハン・オルホン県局長、ニンジン・ジリヤセド オイスカモンゴル事務局長、小川理事長がスピーチを行ったほか、記念碑のテープカット、近隣住民も参加した記念植樹、地元小中学生による歓迎の音楽演奏会などが行われました。

2022年11月、岸田総理とフレルスフ・モンゴル大統領は、日本がモンゴルにおける「10億本の植樹」国民運動を支援することを盛り込んだ共同声明を発表しました。今回の植林事業は、上記を受けて、当会館がオルホン県、オイスカモンゴルとの間で締結した3年間で約2万本の植林を行うことを内容とする覚書に基づくものです。

バヤンウンドゥル村では、山火事、違法伐採などによって森林が減少したため、土壌の流出や生態系への悪影響などが生じています。また、エルデネト銅鉱山からの有害な粉塵を含んだ風を遮るものがないため、近隣住民への健康被害も問題になっています。今回の植林事業によって、こうした問題の解決、改善が見込まれるとともに、森林の持続的な保全に向けた地域住民の環境意識の向上も期待できるものと考えます。

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