青少年交流事業
招聘

「JENESYS2023」香港・澳門高校生訪日団

本事業は、「文化」をテーマに、香港と澳門の高校生を訪日招聘し、テーマに関するセミナーや視察・体験、日本の高校生との交流やホームステイ等の経験を通じ、対日理解を深め、日本と両地域の更なる関係強化を図ることを目的として実施しました。

日本のお辞儀、礼儀文化について理解する

セミナーでは、「日本人の代表的な礼儀作法・お辞儀の文化について」をテーマに聴講し、美しい立ち姿やお辞儀の仕方について、実践しながら学びました。質疑応答では、冠婚葬祭時のマナーや、正座の仕方、神社参拝時と家庭訪問時の礼儀作法の違いなど幅広い質問が出ました。

ホームステイで日本の生活を体験

竹からお箸や笛を作ったり、わらを結って正月飾りを作ったりなど、各家庭で日本の農村生活ならではの体験をしました。夕食もホストファミリーと一緒に作り食卓を囲み、温かい日本の家庭を体験しました。離村式では涙する学生もいて、充実したホームステイをしたことがうかがえました。

日本の高校生との交流

香港団1号車の京都府立北稜高等学校では、英語・音楽・地理・科学の授業に参加して、日本の学校の雰囲気を体験したほか、交流パーティーではコマ、けん玉、あやとり等で一緒に遊び、日本の伝統玩具を知るきっかけにもなりました。香港団2号車の京都府立宮津天橋高等学校では建築科の授業に参加し、自分の住む家の間取りを紹介しあい両国の生活の違いを学びました。澳門団3号車は大阪府立三島高等学校を訪問し、双方の高校生がPPTや映像を使って自己紹介や学校生活、好きなアニメやスポーツなどをプレゼンテーションしました。交流会ではお茶やお茶菓子の頂き方を教わり、日本の学校生活や文化を体験しました。各学校とも多彩なプログラムが準備されていて、日本高校生との友情を育みました。

招聘期間2023年12月10日(日)~12月16日(土) 6泊7日間
招聘人数80名(香港高校生43名、香港引率7名、澳門高校生27名、澳門引率3名)
実施団体(公財)日中友好会館
派遣団体香港特別行政区政府教育局、澳門特別行政区政府教育及青年発展局
内  容・高校訪問 (授業参加、部活動参加を主とする高校生同士の交流)
・訪日テーマ「文化」に関するセミナー、視察・体験
・日本の経済・社会・文化・歴史等に関する視察、体験プログラム
・地方参観、全般的な日本理解につながる視察・参観等
12月10日(日)PM来日、皇居二重橋参観
12月11日(月)AMテーマに関するセミナー
PM丸紅ギャラリー(源氏物語 よみがえった女房装束の美)視察
浅草寺参観、歓迎会
12月12日(火)AM滋賀県へ移動
PMホームステイ(滋賀県日野町)
12月13日(水)AMホームステイ(滋賀県日野町)、京都府へ移動
PM清水寺参観、京都伝統産業ミュージアム視察・手描き友禅染体験
12月14日(木)AM・PM学校交流
12月15日(金)AM二条城参観、京の食文化ミュージアム・あじわい館視察・茶碗蒸し作り体験
PM京都府内視察、歓送報告会
12月16日(土)AM帰国
12月10日(日)PM来日、皇居二重橋参観
12月11日(月)AMテーマに関するセミナー
PM江戸文字提灯体験
旧安田庭園参観、歓迎会
12月12日(火)AM奈良県へ移動
PMホームステイ(奈良県大和飛鳥地域)
12月13日(水)AMホームステイ(奈良県大和飛鳥地域)、法隆寺参観、大阪府へ移動
PM大阪城参観、大阪歴史博物館参観
12月14日(木)AM・PM(大阪府立三島高等学校)
12月15日(金)AM大阪府内視察
PM
カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)視察、
オリジナルカップヌードル作り体験、歓送報告会
12月16日(土)AM帰国

◆日本に来ることに興奮と緊張の両方を感じていましたが、香港の高校生を代表する学生43人の一人になれたことをとても光栄に思います。二日目に私たちは礼儀作法の講義に出席しました。このセミナーの後、私はエチケットの重要性に気づき、良い直立姿勢を保つことは良い印象を与えるだけでなく、健康を維持することにもつながり、最初の4~6秒で第一印象が確立されることなど、たくさんのことを知りました。日本の礼儀作法は、後世に理解され、守られていくためにも伝承されるべきだと思います。3日目はホームステイ体験で、夕食を一緒に作りました。ホストファミリーの方々がとてもフレンドリーで親切で、寒くないかと何度も気遣ってくださり、とても温かい気持ちになりました。忘れられない経験となり、日本人のお互いを思いやる姿勢は見習うに値すると強く感じました。今回の旅行で一番印象に残っているのは、学校交流活動です。言葉が壁になるのではないかと心配していましたが、学生たちはとてもフレンドリーで、英語や翻訳機でコミュニケーションをとったり、質問をしたり、文化交流をしたりと快く接してくれました。日本の学校生活は香港とは大きく異なり、部活動に茶道や剣道などがあり、学生は余暇に文化を体験し、学ぶことができます。日本人のおもてなしを体験しただけでなく、現地の文化についても多くのことを学びました。

◆今回の来日では、日本の環境、日本人の環境保護の重視、人に対する礼儀正しさなどを学びました。まず、日本の街並みはとても綺麗です。路上にゴミ箱が少ないことに加え、ゴミ分別所もあり、日本の街路の両側には銀杏や紅葉などの木々が植えられていて、とても清楚で美しく、気持ちがよく素晴らしいです。また、日本の住宅も商業ビルも、建築物の高さが香港よりも低いため、数日の交流の間、開放的な青空を見ることができました。また、日本にはのんびりできる公園がたくさんあり、平坦な緑の芝生や小高い丘など、都会にちょっとした活力を与えてくれる自然の風景がたくさんあり、居心地がいいです。また、今回の旅行で出会った日本人は、訪問した高校生やホームステイ先のご家族など、皆とても礼儀正しく思いやりのある人々でした。私は日本語が流暢でなく、日本人とうまくコミュニケーションが取れないのではないかと心配していました。しかし、彼らは私たちをとても親切に迎え入れ、積極的に私たちを溶け込ませてくれました。折り紙や剣道、書道などの伝統芸術や日本のポップカルチャーを率先して紹介してくれただけでなく、ゆっくり話してくれたり、絵や身振り手振りで日本語を教えてくれたりしました。日本に来る機会があれば、ぜひまた彼らを訪ねてみたいです。

◆講義で日本の礼儀作法を学び、日本人の礼儀文化を実際に体験することができました。日本に来る前も、日本人はとても礼儀正しく、人に良い感じを与えると思っていましたし、人と接するたびに日本人のことを考えていましたが、本当に学ぶとなると、標準的でエレガントなお辞儀をするのは簡単ではないことが分かりました。私が最も印象深く、自分の将来に役立つと思ったスキルが3つあります。まず、初対面で一番大事なのは最初の4秒の第一印象で、好印象のためには、行動が70%、言葉は30%にすぎません。2つ目は、その70%の行動です。微笑みを浮かべることで人に良い印象を与えることができます。次にお辞儀です。お辞儀をするときに腰をまっすぐにすること、時間の長さは礼儀正しさに比例するので、ゆっくりと、頭を下げすぎないようにし、頭と首を一直線にすることで、全体的な効果が2倍になります!また、日本人が住んでいる環境を実際に体験できました。交流や歴史、環境や文化は、普段日本に来ても体験できますが、現地の人々の生活習慣を感じることはできません。この交流では、歴史ある明日香村のホームステイで、食べ物や生活、おもてなしなど、地元の人々の様々な習慣に触れる機会がありました。おばあさんの様々な挨拶や、寒さやお腹がいっぱいかどうかに対する心配は、日本のおもてなしが反映されていました。そして、日本の女の子の精神状態に感心しました。着物を美しく着飾ることができ、日本文化を大切にしていると感じさせてくれました。ホームステイのおばあさんと女子高生たちはほんとうに綺麗!彼女たちが大好きです!

◆今回の交流活動で、大阪の三島高校に行ったのですが、最初は言葉の壁でコミュニケーションが取れないのではないかととても緊張し、不安でした。歓迎会の後は、少人数のグループに分かれて各教室で授業に参加しました。皆と離れることで二重にストレスが溜まりましたが、迎えに来てくれた日本人学生の熱意に警戒が解けました。また、彼らは英語もとても上手で、私たちは日本語と英語を混ぜて話し、言いたいことはほとんどすべて表現できました。教室に入ると、お互いに自己紹介をし、自分の学校を紹介しました。彼らの紹介を聞いて、日本の学校と澳門の学校には大きな違いがあることを実感しました。日本の学校は部活動に力を入れており、生徒に多様な成長の機会を提供し、生徒のリラックスを助けています。 一方、澳門の学校は学業により注意を払い、理想の大学への入学のための完全な準備を提唱しています。自己紹介の後、日本人の学生たちは、日本の伝統的なゲームや文化を体験させてくれました。特に印象に残ったのは、日本の伝統文化である茶道です。ルールがとても厳しく、正座するのはとても大変ですが、お菓子を食べたり、静かにお茶を飲んだりするのはとてもリラックスできます。日本の文化についてより深く学ぶことができ、この交流に参加できてとても嬉しかったです。また日本に来て、違う文化に出会えることを楽しみにしています。

◆ホームステイではホストファミリーのお母さんお父さんは、本当に特別で、親切で優しく、明日香村のもみじの葉は美しく、スケジュールもいっぱいでした。親しくなる前から、ホストファミリーの両親と一緒に散歩をしたり、野菜を洗ったり、切ったり、調理したり、皿洗いをしたり、絵を描いたり、着物を着たり、カードゲームをしたりして、家族のように感じるようになりました。関西でお好み焼きを食べたいという願いも叶いました。そしておでんも食べました。お好み焼きを作るのは本当に楽しく、本当に離れがたかったです。きっとまた奈良に来てお母さんとお父さんに会いに来ます!ありがとうございました!三島高校交流では、日本の高校生は思った以上に明るくて親切で、距離感があるかもしれないと思っていたのですが、本当に積極的にコミュニケーションをとってくれて、とても熱心で忍耐強いです。instagramの連絡先も追加したので連絡を取り合います!挨拶をすると丁寧に返してくれて、中国語、日本語、英語で返事をくれて、とても思いやりがあります。大阪の人たちは本当に歓迎してくれました。とても貴重な思い出になりました。

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