主催展「長安・夜の宴~唐王朝の衣食住展~」終了報告
2024年10月11日(金)から開催した「長安・夜の宴~唐王朝の衣食住展~」が、12月1日(日)に閉幕しました。本展では、いまから1400年前の中国・唐王朝の衣食住、および娯楽文化を中心に、当時の服装やアクセサリー、食器や茶道具、書画や楽器など、当館と協力団体(大阪七絃琴館・繭山龍泉堂・自得琴社)が所蔵する古代遺物と複製品約130点を無料で展示・紹介、45日間の会期で約12,528人(1日平均来館者数…278人)にご来館いただきました。
来館者の感想として、以下の声が寄せられました。
・唐長安の華やかさを感じられた。
・今までよく知らなかった唐の時代の様々な事柄や文化を知る事が出来て、とても勉強になりました!
・小さな美術館ですが、私の大好きな唐時代の長安のことがまるで宝石箱のように色んな衣食住の分野
が盛り込まれており、とても素敵な展示でした。
・東京にいながらまるで唐の長安にタイムスリップしたような感じでとても嬉しかったです。
・音声ガイドがとても役に立ちました。解説パネルのデザインや会場の飾り付けも良く、空間作りにも
気を配られているのが素敵でした。
・予想以上に面白くてびっくりしました。秋田県から来たかいがありました。
など、展示品や展覧会の企画そのものに対して、高く評価する声が多く寄せられました。
本展のテーマである「唐」の時代は、日本の文化や歴史とも深い繋がりがあり、日本人観客にとっても特に興味・関心を引きつけるテーマです。唐の時代は、国際的な文化交流が活発で、多様な思想や芸術が花開いた黄金期でもありました。その魅力的な文化遺産は、現代の観客にとっても新鮮かつ普遍的なメッセージを伝える力を持っており、こうした歴史的背景を基盤にした企画は、来館者に親近感を感じていただき、知的好奇心や感動を呼び起こすものとして広く受け入れられたものと思います。
また、古代史、建築、ファッション、食文化、茶道、書道、香道、楽器など、展示内容が多岐にわたっており、各ジャンルに興味・関心のある幅広い層にアプローチできました。本展を通じて、中国「唐」の時代に対する理解がより深められたことでしょう。