親しみの心が広がりますように

 私は、中学3年生の時、日中友好会館ホストファミリー訪中団として中国に行く機会をいただき、一週間で北京、四川、上海と広大な中国のさまざまな地域を回りました。そこで出会った人々や料理、また雰囲気などを通して、一口に中国と言っても、多様である文化を肌で感じることができました。

 そこから、異文化に興味をもった私は、現在中国を含む世界の文化や、表象と文化の関係など、広く文化について学んでいます。中国での1週間は、刺激的で楽しい思い出であるとともに、私の人生を大きく方向づけるものでもあったなと、今、振り返って思います。
 また、周りを見渡せば自主的に中国語を学んでいる友達や、中国のアイドルに関心のある友達など、19歳の若者として、文化の面ではその物理的な距離を感じさせないほど日中での交流は深まっているのではないかと年々感じています。理想論かもしれませんが、このようなひとりひとりの親しみの心がどんどん広がってゆき、今後の中国と日本がますます友好な関係を築いていってほしいと思わずにはいられません。
 幼かった私に、中国に訪れる機会を設けてくれた全ての人に感謝し、また、今後の日中の友好を願いながら、私も少しでも貢献できるよう大学での学びを深めていきたいと思います。

2018年9月 後楽寮国慶節祝賀パーティ

              筆者(前列左2)

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