青少年交流事業
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「JENESYS2022」第1回日中高校生オンライン交流

本交流は、コロナ禍下で対面での交流が叶わない中、日本と中国の高校生がオンラインによる交流を行ったものです。高校生ならではの視点・感性を活かしながら、お互いの国・地域や学校生活の紹介、グループテーマをめぐるディスカッション等の交流活動を通じ、相互理解と友好促進を図ることを目的に実施しました(日中高校生オンライン交流は、本交流含め今年度計2回実施)。

グループ交流で心の距離を縮める

日本側は校門や食堂など複数の場所からカメラを繋いで校内の様子を紹介し、中国側はPPTや写真資料を使いながら学校行事や校内施設について紹介しました。グループ交流では北京オリンピックのマスコット人形や人気俳優などをスマートフォンで見せ合いながら、互いの国の流行について理解を深め、心の距離を縮めることができました。本の放課後って楽しそう」「日本の観光地の紹介を聞いて日本へ行ってみたくなった」等の感想がありました。

最後、日中全員でソーラン節を踊り、心をひとつに

日本側は校門や食堂など複数の場所からカメラを繋いで校内の様子を紹介し、中国側はPPTや写真資料を使いながら学校行事や校内施設について紹介しました。グループ交流では北京オリンピックのマスコット人形や人気俳優などをスマートフォンで見せ合いながら、互いの国の流行について理解を深め、心の距離を縮めることができました。本の放課後って楽しそう」「日本の観光地の紹介を聞いて日本へ行ってみたくなった」等の感想がありました。

実施日時2022年10月26日(水)13:45~16:40(日本時間)
参加者[中国] 西安市鉄一中学・陝西省丹鳳中学の高校生 30名
[日本] 大阪府立門真なみはや高等学校の高校生 のべ103名
実施団体  (公財)日中友好会館、中国教育国際交流協会
内 容互いの学校や地域を紹介、グループ交流、パフォーマンス披露(部活動紹介)・交流など
実施方法 Web会議サービス「Zoom」を使用したオンライン交流

 ①日本側学校紹介
 ②中国側代表挨拶、学校紹介
 ③グループ交流

  6グループに分かれて自由交流
  ※各グループ、日中学生リーダーの進行のもと、自己紹介を行った後に、
   互いに「高校生の間で流行っているもの」を紹介

 ①日本側生徒代表挨拶
 ②日中パフォーマンス披露

   1) 歌唱
   2) 吹奏楽部演奏
   3) 中国風(ダンス、書、竹笛等)
   4) 柔道部の紹介
   5) ダンス                
   6) ダンス部ダンス披露
  最後に全員でソーラン節ダンス
 ③日中生徒感想発表(4名)

《中国高校生》

◆このイベントに参加する前、日本の生徒はシャイだと思っていました。実際はとても明るく、おおらかで、大きな声で話し、みんな笑顔で学校紹介をしていました。日本では「高中」のことを「高等学校」、「初中」のことを「中学」と呼びます。最後の3つの演目はとても素晴らしく、柔道にはとても驚かされ、また彼らの文化、風習を感じることができました。私にはとても大きな収穫でした。

◆グループディスカッションでは、日本の同年齢の学生たちの間で流行っていることを知ることができ、私たちの流行についても紹介しました。余暇の過ごし方についても互いにとても興味を持ちました。パフォーマンスの発表では、日本の歌舞や柔道への理解が深まり、面白いと思いました。

◆日本の生徒はとても熱心でした。彼らは自己紹介のとき、全員が中国語で最初に「大家好」、最後に「謝謝」と言っていました。彼らが今回のイベントを大切に思っていることがわかりました。

◆国によって文化の違いはありますが、高校生の間で流行っていることは大体同じで、とても興味深く、互いに勉強になりました。

◆日本の踊りはとても面白くて、日本の学校生活はとても充実していると思いました。

《日本高校生》

◆私は今回のオンライン交流活動を通して、気づいたことは2つあります。1つ目は中国の英語のレベルが圧倒的に高かったということです。いつもの授業で聞く英語とは全く違うものでした。中国の生徒さんの話す英語は、とても速く、発音も良く、そして語彙が豊富でした。先生の力を借りなければ、内容を理解できないほどでした。気づいたことの2つ目は、会話は伝えようとする意欲が大切だということです。私の拙い英語でも、ジェスチャーを使ったり、翻訳機を使ったりして工夫して伝えました。そうすると、真剣に私たちの伝えたことを理解しようとしてくれました。伝わった時はこれ以上ない達成感に包まれました。最後に私はこの交流を経て、とても多くのことを学ばせていただきました。

◆英語は世界の人たちと心を通い合わすことのできる素晴らしい言語だということに気づきました。今回の交流は、中国の同学年の学生方との交流だったのですが、最初は私のつたない英語で、果たして伝わるのだろうかと不安な気持ちがありましたが、何かを話すたびに大きなリアクションをしてくださり、ジェスチャーを作って説明をしてくださることで、今、私たちは繋がっているんだと実感することができ、本当に嬉しかったですし、何よりも本当に楽しかったです。これからも英語は必ず必要であり、世界の共通語でもあるので、より一層学びを深めてもっと多くの方と交流をしていきたいと思いました。

◆日中オンライン交流では、はじめは会話が成り立つのだろうかという不安や緊張がありました。けれども、好きな食べ物の話や趣味の話をしていくうちに、そういった不安な気持ちがなくなり、自分たちが話したことが相手に伝わるとすごく嬉しい気持ちになりました。交流会終了後は、同級生が「いつか会って話をしたいなぁ」と言っていてとても共感しました。コロナが収束したら、今度は対面で交流したいです。

◆日中オンライン交流で私は司会を務めました。中国の高校生は、私たちの発表をしっかり聞いてくれて、うなずいたりと大きく反応もしてくれたので嬉しい気持ちになりました。またプレゼンテーションのパワーポイントはとても見やすいもので、日本との違いに興味がわきました。グループ交流で何よりも感動したのは、今学んでいる中国語が通じたことです。これを機に、もっと中国語の勉強を頑張ろうと思いました。

◆私は光栄にも今回のオンライン交流に参加することができました。来日して6年経ちましたが、通訳を務めるのは初めてで、緊張もしましたし興奮もしていました。交流会では本校は柔道の技を披露したり、アニメの主題歌を演奏したりしました。中国の高校は伝統舞踊や横笛の演奏をしてくれました。お互いに自国の文化を紹介することで相互理解も深まったように思います。今回の交流は本当にうまくいきました。このような交流を重ねることで、日中友好に繋がればいいと考えます。

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